たとえば、一見雑然としたものの中から、キーになる情報を引き出す作業は、国語や英語の長文読解に通じるところがあります。長い文章の構造を分解・把握して重要な要素を取り出す作業は、文章を読むためには欠かせません。またこれは、数学の問題を解くことにも似ています。与えられた情報(いくつかの数字)の中から、問題を解くために必要なものを抜き出す作業です。それから、自分の持っている知識のうち、どれが今回の問題解決に有効かを見極める作業もあります。
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光回線と同等の通信速度を持っている別の商品(回線)があることを知っていれば、その回線を引いている家庭は売り込みの対象にならないことがわかる。また、家庭に引かれた回線が光であるかどうかは外から見るだけでわかることもあると知っていれば、それでアンケートの対象を絞り込むこともできるでしょう。これも私たちが数学の問題を解くときにやってきたことです。数学の問題を解くには何らかの公式を使う必要があります。そして、この問題を解くのにはどの公式を使えばいいのかを判断できなければ、正解にはたどりつけません。このように、実は勉強と仕事はひじょうによく似ている。勉強で考える習慣や能力を身につけていない人は仕事もできない。光回線を売るためにアンケートを取ってこいと言われると、言われたとおりのことしかできないのです。手当たり次第にアンケートを頼んで、答えてもらって帰ってくる。しかし、その先が続かない。これが純粋なアンケート調査で、サンプル数を増やすことが最大の目的ならばそれでもいいのでしょうが、今回の目的は違います。一方、自分の頭で考えられる人は、アンケートは目的ではなく手段のひとつ、過程のひとつにすぎないことがわかっています。だから仕事でも成功できるのです。